”振興会への復帰”認められず
しかし去年になって4つの山笠のうち天籟寺と西が、振興会への復帰を求めました。
しかし、東と中原は時期尚早だとして復帰に反対しています。

戸畑祇園大山笠振興会 松下修祐 事務局長
「4つ山の中でも、2つの山については、山の人間が入るのは時期尚早だと、していることもある。4つの山の意見が一致しない中では、振興会としてもまだ時期尚早だということで判断した」

振興会への復帰はできなかったものの、西は例年通り競演会に参加。

一方、天籟寺は振興会への復帰を拒まれたことに抗議して競演会には参加せず、競演会と同じ時間に、地元の天籟寺地区で山笠の巡行をしました。

天籟寺大山笠 藤本和己 総代表
「自分たちの祭りなので、戸畑祇園という部分は確かに大事ですが、自分のところの夏祭り、これがやっぱり一番と思っています。きょうはこれはこれで僕らは良かったんじゃないかなと思います」
観客「来年は4つ並んでいた方が賑やかだし、いいんじゃないかなと思います」

戸畑祇園大山笠は国の重要無形民俗文化財でユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
その最大の見所が光のピラミッドとも呼ばれる提灯山笠による競演会です。
来年は4基の大山笠が勢揃いするのでしょうか?