“短い時間で人を感動させられる” インスタで楽しさ発信

陸上を始めたきっかけは、涙が出るほどあこがれる同じ広島出身の 山縣亮太 選手でした。いつか自分もあこがれられる存在になって陸上をもっと盛り上げたい―。
そんな美羽さんの武器は、ダイナミックなフォームで繰り出す「3歩目からの加速」です。スタートからほかのランナーを大きく突き放す姿は、一度見たら忘れられないほどに鮮烈。
しかし、コーチを務める 高地浩司 さんは、その内面に強さを見いだしています。

美羽選手のコーチ FAST 高地浩司 さん
「一番の強みは『考える力』。考えたことを自分で体で表現できる。それが一番の強みかなと思います」
考えたことを体で表現できるだけでなく、情報の取捨選択に秀でているのも三好さんの強み。海外の選手の動画やリモートレッスンから自分に合ったものを取り入れ、練習を重ねていますが、中学記録の更新は想像していませんでした。
そんな中、大きなきっかけとなったのが、全国の猛者たちが集う、日本選手権への出場です。

三好美羽 選手
「やっぱり日本選手権で準決勝まで行けたというのが、自分の心を強くするきっかけだったかなと思います。大人の人と勝負すると、県大会はそれより緊張しないじゃないですか。だから気楽に行けたというか。(中学新記録がでたときは)やっぱうれしい。言葉に表せないくらいうれしい」