■“溶けないアイス”作りに挑戦 「サイエンス」のポイントは?
そんなサイエンススイーツに、お菓子作りは初めてという高柳アナウンサーが挑戦!
高柳光希キャスター
「先生、何をつくりましょうか」
太田さん
「溶けないアイスを作ります」
太田さんがサイエンススイーツを作るキッカケとなった、溶けないアイス!
まずはその実力を検証!普通のアイスは、20分ほどで溶け始めますが、溶けないアイスは形も崩れません。
作り方は超簡単! アイスクリームの型にカットフルーツを入れたら、牛乳と粉寒天を混ぜて中火にかけ、沸騰したらグラニュー糖を溶かすだけ。
型に流し入れて、冷凍庫で4時間以上冷やせば完成ですが、一体、なぜ溶けないのでしょうか。

太田さん
「粉寒天は融点が非常に高い温度(約90度)なので、なかなか溶けないアイスを作ることができます」
高柳キャスター
「寒天を使っているから噛んでも食感が残って、しばらくおいしさが続きますね」
■科学の力で摩訶不思議!? ふくらむ飴「カラメルドーム」
続いては、サイエンスの力で摩訶不思議なカラメルドーム。
ボウルに耐熱性のラップを張り、その上に型抜きを乗せただけで準備完了。砂糖と水を中火で煮詰め、カラメルを作ります。
ラップが溶けない程度に冷めたら、カラメルを流し込んで、サイエンス!
型抜きを真下に押し込むと、カラメルがドーム状に膨らみます。
実はこれ、れっきとした物理の法則を使っているんです。それがボイルの法則。
ボウルの空気は、圧がかかると、逃げ場を求め、熱で柔らかくなったラップを押し上げてドーム状に膨らむのです。
カラメルドームが冷えて固まれば、フルーツにトッピングして、見た目も楽しいフルーツ飴の完成。
■“表面張力”を楽しむ! 偶然の芸術「マーブルゼリー」
お湯にゼラチンを溶かしてゼリー液を作り、着色料を使って、3色のゼリーを準備。
牛乳で作ったゼリーの表面に、3色のゼリーを少量流し入れたら、ここからサイエンス!
太田さん
「ミントエッセンスですね。(しみ込ませた)綿棒をこう当ててみてください」

綿棒が触れたとたん、青いゼリーが外側にはじかれます。この“魔法の綿棒”を動かすことで、マーブル模様が完成。
太田さん
「ミントエッセンス=界面活性剤のような働きをするエッセンスですので、色が離れて行ったり、広がっていくというような現象が起こります」
冷蔵庫で冷やして固めれば、マーブルゼリーの完成。
夏休みもいよいよ終盤。サイエンスの力を借りた、奥深いスイーツづくり。試してみてはいかがでしょうか?