2日間で450人ほどの客がプロの演技に酔いしれた「声援団」7年ぶりの胎内公演。
脚本・演出を手掛けた池田さんや出演した声優も手ごたえを感じたようです。

脚本・演出を担当 池田真一さん
「思いのほか、地元の方にも多く来ていただきまして、うれしい限りです。羽越水害のことは、胎内出身の僕自身もうろ覚えで、いつか忘れ去られてしまうかもしれないと危機感を抱きました。地元の皆さんも含め、多くの皆さんに災害の記憶を伝え続ける大切さを感じてもらえたらいいなと思います」

声援団 団長 勝杏里さん
「前回から7年が経ってしまいましたが、こうやって胎内で公演出来て良かったです。本当のことを言うと、僕らが必要ないというか、そういう時代になればいいなとは思います。ただ災害は、その傷が癒える前に忘れられてしまう。なので、僕たちは皆さんにその記憶や思いを届け続けられるように、できる限り、無理のない範囲で続けていければと思います」

声援団“援長” 井上和彦さん
「たくさんの笑顔を頂きまして…これからもできるだけ長く続けていければと思っています」

能登半島地震など各地で災害が起こる中、「みんなを笑顔にしたい」と活動する声援団。
来た人から笑ってもらって、ちょっぴり泣いて、そして被災地への思いをはせてもらえれば…“声援団”の思いはこれからもつながっていきます。

なお、被災地支援のため、今回のイベントの収益から必要経費を除いたおよそ150万円を日本赤十字社に寄付することにしています。