Q.けっこういじられてる感じもありました?
「そうですね、ベースとして書をやってることに対して笑顔になる人が増えたらいいなとか力になる人が増えたらいいなと思うので、決して否定的なお笑いじゃなかったと個人的には思ってる。僕を生かしてもらって皆さんが楽しんでもらえたって。」

その反響で面白さを求めてやってくるお客さんもいますが、こちらの男性に贈った言葉は…

「しゃがんだ分だけ必ず高く跳べる、かずのりが上へ上へと進み笑うために今があるから大丈夫」

何も事情は聞かないまま顔だけを見て、こーたさんが綴ったこの言葉。
男性には深く響いたようです。

男性客
「足の具合が悪くて退職することになりまして、収入もなくなって…足も治さないと次の仕事に行けないですし。今沈んでるのが一番底っていうか、これから飛躍していければなと思いました」

路上詩人こーたさん
「合ってるかどうかよりも、寄り添うことがすごい大事だなと思っていて。何か力になれる言葉が生まれるんじゃないかなっていうのはすごい思いますね、そこを大事にしてます」

路上詩人として、出会った人々に言葉を贈り続けてきたこーたさんですが、じつは、路上に立つのはこの日が数年ぶりのこと。

路上詩人こーたさん
「やっぱりコロナ禍の期間、『書』としての活動をしていく、在り方を考えた。」