「同じ経験をさせたくない」

首都キーウなどでは、今もロシアによる激しい攻撃が続いています。

トラウデン直美さん
「今もそういった状況(戦闘)は続いていると思いますが、どのようにご覧になってますか」

ナザール・グラバーさん
「いま、ウクライナは戦争開始時よりも厳しい状況にあります」

「終わりの見えない戦争」。それでもナザールさんは前を向こうとしています。亡き兄の名をつけた子どもの支援団体を運営し、物品支援や漫画で先頭を伝える活動をしているのです。

ナザール・グラバーさん
「この人生を終わりにしたいと思う瞬間もありました。でも私はロールモデルにならないといけないと思ったのです」

トラウデン直美さん
「日本の人たちにどんなメッセージを伝えたいですか」

ナザール・グラバーさん
「ウクライナを日本の人々に支援していただき感謝しています。私は21世紀の世界に、このようなことはあってはならないということを伝えています。私がしたような経験をもう誰にもして欲しくないのです」