「同じ運動をしているのに自分だけ人と比べてやせにくい…」と思ったことありませんか?
そんな悩みを解消してくれるかもしれない夢のようなタンパク質が発見されました。
研究チームの神戸大学大学院教授に、詳しく聞きます。
やせやすい・太りやすい 決めるのはある「タンパク質」

同じ運動をしていても、「やせやすい人」と「やせにくい人」がいます。
これまで不明だったそのメカニズムが神戸大学・徳島大学の研究グループによって解明され、7月18日に会見が行われました。
発見されたのは、「エネルギー消費を促すタンパク質」とその機能。
このタンパク質【PGC‐1 αb/c】の量が増えやすいか・増えにくいかで、やせやすさが決まるというのです。
一般的に、運動すると筋肉の中でこのタンパク質【PGC‐1 αb/c】が増えます。
筋肉がエネルギーを消費することによって、脂肪燃焼、体重減少へと繋がっていきます。
やせにくい人は、運動してもこのタンパク質【PGC‐1 αb/c】が増えにくく、運動時のエネルギー消費が少なくなり、結果的に脂肪燃焼も少ない。だからやせにくいということなのです。

マウスを使った実験でも、通常のマウスとタンパク質生成ができないマウスの内臓脂肪を比べると大きな差が出ることが分かっています。