能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市。輪島塗で使う漆を夏の強い日差しにさらして精製する「天日黒目(てんぴぐろめ)」の作業が22日、輪島市で行われました。
工房が全壊し解体作業が進む中、職人たちは伝統の作業を通して復興への思いを強めていました。
照り付ける日差しのもと、大きな桶の中で何度もかき混ぜられる漆。
「天日黒目」は輪島塗の中塗り・上塗りに使う漆を精製するため、日光に当てながらかきまぜて水分を減らす作業です。
大徹八井漆器工房 八井汎親会長「夏の風物詩のはじまりですね」
