迂回ルート・空の便も混雑

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「東海道新幹線では一部区間で運転を見合わせています」

事故を受け、東海道新幹線の名古屋-浜松間は始発から上下線で運転見合わせに。夏休みの旅行客で賑わう駅は足止めされた人たちで混雑しました。

記者
「JR東海の切符売り場では、払い戻しを行う人で行列ができています」

多くの人がルートの変更を余儀なくされる事態になりました。

京都に行く2人組
「敦賀まで行って京都に帰ります。大体4~5時間」

大阪に行く予定の人
「敦賀の方に行って、そこから大阪方面に。暑さだったり、これだけ人もいるので、何より子どもの体調を見ながらって感じ」
「(Q.きょうどこ行くの?)USJ、USJに早く行きたいです」

迂回して関西方面に向かった人もいたためか、北陸新幹線は満席に。通路にも人が溢れる事態となり、東京-敦賀間では臨時列車も運行されました。

また空の便では、全日空や日本航空が羽田-伊丹間を往復する臨時便を運航しました。ただ、こちらもすぐに満席に。

京都へ旅行予定の人
「きょう会わなきゃいけない人がいて、航空チケットを取るにも30分~1時間」

仕事で和歌山へ行く予定の人
「仕事の商談です、和歌山で。慌てて飛行機に切りかえたんですけど、50人待ちで途方に暮れてます」

復旧遅れの要因は「壊れ方が思ったよりひどかった」

JR東海は、復旧に時間がかかっている理由について…

JR東海 施設部長
「保守用車の壊れ方が、当初思っていたよりひどかった。当初もくろんでいた走行スピードより半分ぐらいのスピード。まったく想定していなかった。線路設備も一部損傷しており、枕木を20本ほど交換しなきゃいけない。もろもろ行う中で時間を要した、誠に申し訳ない」