コーチも驚く!山口選手のラケットさばき

山口選手は、その”いつも通り”が凄い!

再春館製薬所 垣岩令佳コーチ(35)「え?どうやって打ったの?って聞くくらい。面はこっちを向いているのに、最後で別の方向に変える。それはみんなできるけど山口選手は最後の最後まで分からない」

山口選手のショットは、直前までどこに打つのか分からない言うなれば『魔法のショット』なのです。シャトルを真っすぐ打つ時のラケットの面の向きは、もちろん正面を向いています。

これと同じフォームで、インパクトの瞬間に面の向きだけを変えて左右に打ち分けます。実際の試合でも、この繊細なテクニックを駆使して相手との駆け引きを制します。

「3度目の五輪」へ

山口選手「自分が楽しめたかどうか、最後納得できる形で終われるような結果に出来たらいいかなと思う。予想しているのを読んで打つ方向を逆にしたり、相手の意識が抜けるような場所を作ったりして試合の組み立てをしていくことが大切」

東京オリンピックでなめた苦杯。変幻自在の『魔法のショット』でパリでは、「オリンピックを楽しい思い出」へと変えます。