ピアノが置かれた広場でビアガーデン「一日だけの笑顔かもしれないですけど…」
7月14日、ピアノが置かれた広場は賑わっていました。宮下さんらが主催したビアガーデンです。久しぶりに集まった町の人たち。そこには笑顔も。

門前町民
「久しぶりに会う方もこういうところに来るとお会いできるので嬉しいです」
門前町民
「明るい話題がないもんで、たまにこんなんもいいなって感じで」
飲食店が半壊 安田俊英さん
「一日だけの笑顔かもしれないですけど1月後半とか2月のときに比べれば、きょうはすごく前進かなと思っています」
こちらの男性はなんと北海道から。

全国のストリートピアノを巡る 鈴木雅史さん
「ストリートピアノを弾くために、車中泊をしながら日本中まわっています。調律がすごくいいですね。いま弾いた曲を知っている方はいないと思うんですけど、いいメロディだと思うので、元気づけられたらなと思って弾いてみました」

門前町出身 四柳光樹さん
「音楽って誰でも繋がれるというか、このイベントもそうですけど、地域の人が集まって繋がりを深めながら少し長い目でリラックスしながら復興に向けて繋がって行けばいいなと」
宴は夜まで続きました。

宮下杏里さん
「震災後、半年経ちましたけど、現状変わっていないことがいっぱいあるので、そんな中でワイワイガヤガヤしてもいいのかという葛藤はあったんですけど、きょうみんな楽しそうだったので大成功かなって思います」
「選曲や弾き方が変わるかもしれない。その変化が良い方向の変化であるよう願い…」

上村彩子キャスター:
地震によって住む場所がバラバラになって、地域の人たちの分断が進んでいるというお話がありましたが、ピアノの周りには人が集まって、憩いの場になっていました。やはり音楽には人と人を繋ぐ力があるなと改めて感じました。
喜入友浩キャスター:
そしてその場でどの曲を演奏するかは、その人の思いや置かれている状況がきっと映し出されていると思うのですが、この先、選曲や弾き方が変わるかもしれません。そのときに、その変化が良い方向の変化であるよう願いつつ、心を寄せたいと思いました。