障がいのある人たちが生み出すアートの可能性に注目するシリーズ「アート・ミーツ・ハート」です。紙と接着剤だけで本物そっくりの作品を作る高岡市のアーティストに注目します。彼が今、夢中で作っているのは…。

高岡市横田地区。

安吉将吾さん「ちょっと、家がいろいろ傾いてしまって。こっちに向かうだけで坂になってて。ちょっとビー玉転がした方がちょっと」

液状化で傾いてしまった家に住むのは、安吉将吾(やすよし・しょうご)さん・20歳です。

安吉将吾さん「作る気力もなくて何もできずおったんですけど」

安吉さんは、まるでプラモデルのような本物そっくりの作品を作るアーティストです。

安吉将吾さん「ここ全部紙で出来てて、ボルトみたいにとこも全部紙でできています」「有名な戦艦大和、やっぱ大好きだったんで」

第二次世界大戦当時、世界最大だった戦艦大和をわずか12センチで精巧に再現。

このゼロ戦はコックピットの中のメーターまで忠実に仕上げています。安吉さんは紙と接着剤を駆使して、本物そっくりの立体作品を作り続けきました。