お守りみたいな感じに見てる…
今月6日は、出展作家がそれぞれ制作秘話などを語るギャラリートークが開かれました。
安吉将吾さん「結構苦手な人もいるやつばっかり作ってる」
司会「触ってみて大丈夫ですか?」
安吉将吾さん「優しくなら」
司会「優しくなら触れるそうなんで、もしよかったら」

お客さん「すきだよね、虫、小さい時から。今は触らないけど、これ動かないから大丈夫」
お客さん「すごいっすね」
安吉将吾さん「よく家で出てくると言ったら、このゲジゲジにはなりますね。見た目はやばいんですけど、でも意外と本当にありがたいんですよ。ゴキブリを食べてくれる。たぶんゴキブリを食べるためにこの素早さも手に入れたんでないかと」
母 佐知恵さん「こちら飾っていただくのに、ほとんどの虫出した後、虚無感がすごくて。『さみしい』みたいな感じになって。僕じゃあやっぱり作るわって言って、作り始めて気が付いたら、またこれだけ増えているっていう状況だったので」

どんどん虫が増えていき、これまで作った昆虫の数は55匹にものぼります。
安吉将吾さん「正直自分の作っている子たちが、いわゆるお守りみたいな感じで見てるので。本当家にいないと本当落ち着かなくて」
能登半島地震から半年。自宅の傾きもようやく直りました。

環境に適応したくましく生きる昆虫たち。自分で作った虫たちを支えに安吉さんはきょうも作り続けます。

安吉将吾さん「『虫がいない、新しく作らなきゃ』みたいな。ちょっとなんか虫中毒みたいな」Q家に虫が足りてないと?「なんかそんな感じです。ただのやばい人みたいな感じになってますけど」
