朝ごはん、毎日食べていますか?
朝食を食べないと熱中症のリスクが高まるだけでなく、様々な健康リスクを引き起こす可能性が…
手間なくできる朝ごはんレシピを、管理栄養士の渥美まゆ美さんに教わります。

週3回以上朝食を食べないと・・・

2024年3月の京都府立医大の研究発表によると、週3回以上朝食を抜いている人は「2型糖尿病」を発症するリスクが上昇。肥満でない人で1.36倍に、肥満の人で1.26倍という結果に。

さらに2022年の福岡市の発表では、週3回以上朝食を抜いていると「要介護」の発生リスクが1.27倍になるというデータもあります。

朝ごはんを「食べる」メリット

管理栄養士 渥美まゆ美さん:
1日の食事の中でも、朝食はすごく大きな役割を果たしています。
大きく分けると、朝食のメリットは3つあります。

〔1〕必要な栄養素がとりやすい
・1日に必要な栄養の量は、2回に分けて食べるよりも3回に分けて食べた方がとりやすい

〔2〕脳や内臓機能など、体全体を起こすことができる
・朝ご飯で「体内時計」をリセットすることで、朝から元気に活動できる

〔3〕体温を上げ代謝を上げる
・食事をすることで熱を発するので、代謝が良くなって全身にエネルギーが回る

管理栄養士 渥美まゆ美さん:
朝食を食べた人の血流量は脳などでもすごいですよ。朝から冴えた活動的な体を作ることができるというメリットがあります。

一方、朝食を「食べない」デメリットはー

管理栄養士 渥美まゆ美さん:
空腹時間が長くなると血糖値の乱高下が起こりやすくなり、血管を痛めやすくなってしまいます。それにより生活習慣病のリスクが上がることも考えられます。
血糖値の乱高下は、心の面でも浮き沈みが激しくなったり、なかなか気持ちが上がらなかったりという影響もあります。