「そのぎ茶アンバサダー・プロジェクト」

ブランドとしての認知度を向上させようとして去年から始まったのが 「そのぎ茶アンバサダー・プロジェクト」です。
そのぎ茶を愛する人々が、その思いを形にして、世界に広げていこうという取り組みです。
推進する東彼杵町役場の産業振興課で話を聞きました。

東彼杵町 産業振興課 近藤航 係長:
「まずは「つぶやけばアンバサダー」ということで 何かそのぎ茶に ついて発信いただくもうそれだけでアンバサダーっていうことで」

SNSで発信するだけで「そのぎ茶アンバサダー」として認められ、 そのぎ茶についてのセミナーも受講することができます。

これまでに初級講座として9回開催され定員いっぱいの応募があったということです。今後は上級講座の開催やマイスター認定などの制度についても検討される予定です。

東彼杵町 産業振興課 近藤航 係長:
「そのぎ茶をフックにしてそのぎ茶の魅力を皆さんで伝えていただく っていうような形でですね いろんなところにですねアンバサダーを広げていきたいと思ってます」

【住】SNSを使っての発信で、そのぎ茶をいつのまにかPRしてもらっているというのは斬新な発想ですね。
【平】そうですね。しかしこのようなPR活動が必要なのには、お茶をめぐる全国的な情勢も影響しています。

農林水産省の統計によると、栽培面積は年々緩やかに減少しています。県でも傾向は同じで、主に生産者の高齢化を原因として 生産量は減少傾向にあります。また販売価格も、全国、そして県内でも低下傾向にあり、お茶農家の経営にも影響を及ぼしています。

そんな中、「抹茶」が飲料以外の用途で需要が幅広く、ファンが多いということに着目した人々がいらっしゃいます。