18日に明けた今年の梅雨について気象予報士の坂下さんに聞きます。
宮入キャスター:
今年の梅雨は平年より15日も短かったのはどうしてですか?
坂下気象予報士:
偏西風の蛇行があったことから、梅雨入りが平年より14日遅れたことで、結果的にその分、梅雨が短くなりました。
ここにきて夏の太平洋高気圧の張り出しが強まったため梅雨が明けました。
宮入キャスター:
短い梅雨となると雨不足、水不足が心配になりますが。
坂下気象予報士:
梅雨の雨量は、各地で平年を上回り、平年比150%前後の所が多くなりました。

長野は平年の約1.3倍(188.5ミリ)、松本は約1.5倍(223.5ミリ)、伊那では約2倍(461.0ミリ)に上りました。
弱い雨が長く降ったというよりも、まとまった雨が数日周期で降り、メリハリのある梅雨、短期集中の梅雨だったと言えます。
宮入キャスター:
梅雨明けしたとたんに暑くなりましたが、この先はどうなるんでしょう?
坂下気象予報士:
最新の1か月予報では、向こう1か月の平均気温は、平年より高くなりそうです。
過去最も暑い夏となった2023年に匹敵する、もしくは上回る可能性もあります。
さらに9月から10月頃にかけても暑さが残りそうです。