水のレジャーに出掛ける機会が増える夏休みを前に、愛媛県松山市内の小学生が溺れそうになった際の対処法などを学びました。

日本赤十字社県支部が開いた18日の講習会には、愛媛大学教育学部附属小の4年生およそ90人が参加し、まず、水に入る際には体に水をかけることや、岸などから手を離さず深さを確かめることなどを教わりました。

続いて、服を着たまま水に入り、動きにくさを実感したほか、溺れそうになったらゆっくり呼吸して大の字になり、体を浮かせる「背浮き」の状態で慌てずゆっくり待つことが大切だと学びました。

児童
「いつもは自由に水着で自分の体普通に使えてたけど、体操服だと体が重く感じて難しかったです」

日本赤十字 水上安全指導員 河野祐輝さん
「事故に遭った際には、きょう学んだ背浮きを慌てずに行っていただいて浮いて待って救助を待って頂けたらと思う」

警察によりますと、県内では去年、水難事故が11件発生し7人が死亡、今年も17日までに6件発生し、西条市の加茂川で女子児童が溺れるなど5人が亡くなっているということです。