30センチの幅で描かれたS字のコースを、片手でハンドルを握り、もう片方の手でバランスを取りながら進みます。

続いては、6つの種目の中で最も難しいとされる「ジグザグ走行」。

1メートルほどの間隔で置かれた9本のポール型のピンの間を、倒さないようにすり抜けます。

キャプテン・松本蒼一朗(まつもと・そういちろう)くん:
「難しいのはピンですね。倒さないで行くのもそうだし、横にある線を踏まないでいくのも難しいので難易度が高いです」

メンバー・中島大誠(なかじま・たいせい)くん:
「(僕は)初めて県大会に行くから、そこで1位をとって全国大会にいけるように頑張りたいです」

「絶対全国大会いくぞ!」

迎えた7月13日の県大会当日。

地区大会で成績が上位だった6つの小学校が集まりました。

栗ガ丘小学校からは、6年生3人、5年生1人の4人が出場。

S字走行などの技能走行コースに出場校のトップを切って臨みました。

メンバー・西村亮人(にしむら・あきと)くん:
「練習の自転車とブレーキの効き具合とハンドルの曲がり具合が違って、うまく曲がれなかったり、すぐに止まれなかったりして、8の字で線に触れたりしてしまいました」

大会では、公平性の観点から全員が同じ自転車を使用します。

普段練習で利用している自転車との違いで、うまくブレーキ操作ができない子どもたち。

観客席の笠原さんのもとへアドバイスをもらいに行きます。