川崎重工業が、海上自衛隊の隊員に金品などを提供していた疑いの発覚を受けて、防衛省の「特別防衛監察」が始まりました。

海上自衛隊の潜水艦12隻を製造し、修理や点検で防衛省と年間百数十億円規模の契約を結んでいる川崎重工業は、架空取引で捻出した裏金で隊員に金品や飲食を提供していた疑いが発覚しました。

これを受けて行われる今回の『特別防衛監察』では、▽隊員と川崎重工業など修理契約先との関係で自衛隊員倫理法と自衛隊員倫理規程などが守られていたかどうかと、▽修理契約に関して適正な対応がとられなかった事実関係についてという2つの項目が監察の対象となります。