医療を志す高校生たちが最先端の医療を学ぶ「医療体験ラボ」が15日高知赤十字病院で開催されました。高知市の高知赤十字病院に集まったのは医療の道を目指す県内の高校生ら12人です。

この体験会は高知赤十字病院とテレビ高知が企画していて2023年に続く2回目です。生徒たちは白衣をはおって、病院の様々な施設を見学します。

手術室ではガーゼを人の皮膚に見立てての縫合手術や、3D画面を見ながら最先端の医療ロボットを操作して行う遠隔手術などを体験しました。

内視鏡の体験をした生徒は最新の医療カメラを使った腫瘍の切断や、胃カメラの操作に夢中でした。

薬剤部では患者ひとりひとりに合わせた緻密な調剤が必要な薬剤師の仕事について学んでいました。

(高知高専4年 高橋稀成さん)
「もし受験勉強とかで壁に当たった時に、きょうすごく活力になったというか。しんどくなった時に思い出して力に変えようかなって思います」

(土佐高校2年 山崎萌々子さん)
「人に薬を渡して説明したりする姿がとてもかっこいいなって。もともと高知に帰ってきたら、赤十字で働きたいなって思ってたので。かっこよくて、みんなを助けられる医師になれるように勉強がんばります」

生徒たちは体験を通じて医療の現場を身近に感じ、医学の道についてより真剣に考えるきっかけになったようです。