大林さんは大学で所属していたアカペラサークル時代に、歌いに訪れた陸前高田で出会った人や自然にほれ込み、震災後にはボランティアも行いました。


大学卒業後は国際支援を行うJICAに2007年に就職します。
退職したあとは陸前高田に移住し、陸前高田市の職員としてさまざまな事業の立ち上げに関わりました。

市を2021年に退職し、現在は立ち上げに関わった2つの企業に勤めていて、妻のまいさんと娘の環子さんの3人で暮らしています。

勤めている一つ目の企業は、電力の販売を行う陸前高田しみんエネルギーです。

(大林孝典さん)
「立ち上げに携わった事業に、引き続きプレーヤーとしてこの事業を育てていきたいという思いが強くなって」

こちらの企業は外食産業大手のワタミと協力し、太陽光発電の導入促進にも力を入れています。

(大林孝典さん)
「こちらはお客さんでもあるワタミオーガニックランドが運営しいてるソーラーシェアリング上にソーラーパネルがあって、発電しながら、その下で醸造用ワインにするブドウを育ている」


このほか市内を走る電気小型バスの運営なども行っていて、地域での経済の循環を目指しています。

(大林孝典さん)
「陸前高田では誰よりも食べていると思うし愛着を持って育てている」