今年のハチの巣が『巨大化』するかもしれないワケ

まず通常のサイクルは、4月~5月に女王バチが巣作りをして産卵します。その卵が6月~7月、羽化し働きバチとなり、巣を大きくしていきます。そして8月~10月、巣の中で次の女王バチを育成します。この次の女王バチを育成する期間に、ハチは警戒心MAXとなり、攻撃性が高くなります。
しかし今年は、昨シーズンが暖冬であったことと、春からこの夏にかけてもずっと暖かかったことで、このサイクルが例年より前倒しになっています。
 サイクルが前倒しになると、巣が巨大化する恐れがあります。長年、スズメバチを研究している中村雅雄さんによりますと、「冬で活動をやめるまでスズメバチはずっと繁殖を続け、巣を大きくする。活動の期間が前倒しで長くなれば、その分だけ巣のサイズは大きくなることが考えられる」ということです。

 都会でも、冬の間にマンションで室外機と壁の間に巣が作られているということもあるそうです。そのため、都会に住む人も“都会だから”と安心せずチェックする必要があります。
 
   
  













