日常身辺の関心事もまあ直線的?

一方、「日常身辺の関心事」29個の選択肢も同様に散布図にしました。こちらも、項目番号はMA選択率での順位を表しています。

TBS生活DATAライブラリ・定例全国調査・首都圏データ(1995年5月実施、男女13~69歳821名)                                  ※図中の数字は項目番号に対応

「日常身辺の関心事」では、①「健康・病気」(MA:52%、3A:30%)が2つの回答形式で選択率首位ながら、数字は22ポイントの開き。
「社会全般の関心事」の1位や2位はMAで6~7割の選択率でしたが、こちらの1位は5割程度。95年5月当時、「何が社会の重大事か」は世間で共通していたようですが、日常の暮らしは人それぞれなので、関心事の一致度もそこそこ止まり、ということだったのかも知れません。

その後のランキングは、②「旅行・ハイキング・自然散策」(MA:38%、3A:13%)は3A8位、③「老後の問題」(MA:37%、3A:21%)は3A2位、④「家族みんなのこと」(MA:35%、3A:18%)は3A5位、⑤「預貯金・収入・利殖」(MA:35%、3A:16%)は3A6位と、やや混戦気味。
MAと3Aの数字の開きがそれぞれ20ポイント近くあるのは、「社会全般の関心事」と同様ながら、こちらのほうは順位が入り混じった感じ。散布図の項目の並びも、ややゴチャゴチャした印象です。

とはいえ、こちらも「社会全般の関心事」同様、極端に順位のズレた項目は出現していないので、多少ピントをあまくすれば、右肩上がりの直線的分布と言えなくもなさそうです。