湖畔で、牧場で、サクランボ畑で…
地域の食、人、自然を丸ごと味わう食の旅。それが、フードキャンプです。時には、畑で。そして湖畔で。ある時は、牧場で。「魅力ある場所」を探し出し、一日限りのアウトドアレストランをオープンさせます。

このツアーをスタートから企画運営しているのが、寺井昌美さんです。
寺井さん「身近であっても宝があることに気づかないので身近なことに気づいていくことは大事かなと。今日はストレートにフードキャンプの本来の形であるサクランボの木の下でその場で食べて、高級レストラン違う食体験というか味わいというか」

今回の場所は、石川町にある果樹園。最も生命がみなぎるサクランボ畑で、生産者の声を聞きながら、感動を共有するという体験です。
参加者「甘い」
参加者「みずみずしい感じがしました」
サクランボを生産して、およそ40年。郷夫妻にとっても、この出会いは、このうえない喜びです。

参加者「サクランボを見ただけですごく感動します」
郷さん「農家の大変なところも良いところも全部見てもらって、ありのままを見てもらって」
参加者「普通に食べているものがどうやってできているかたぶん分からないと思うので、そこをちゃんと知るということからスタートすると、生産者と消費者の距離感がすごく近くなってくるので、そうすると新しい何かが生まれてくると思います」
そんな生産者が作りあげてきたストーリーを少しでも表現したいと、寺井さんは、花を摘み取り始めました。

寺井さん「ハーブがあったので香りがいいかなと思って、食卓に。トータルでその場所を表現したいから、食卓にもせっかくだから農家の方が育てたきれいな花とかを飾ってあげたいし、五感に訴えるものはなるべく集めたい。」
花たちも、味覚に一味添えます。

ここで生まれた料理は、どれも幸せというレシピでできています。