夏の甲子園を目指す球児の戦いが始まるのを前にイブニングニュースでは、シリーズで注目校を紹介しています。

今回は昨年夏の大会・決勝戦で敗れ、今年こそは甲子園と意気込む強豪・倉敷商業高校です。

夏の甲子園出場を目指して練習に励む、倉商ナインです。倉敷商業高校野球部は、93年前に創部。以来、甲子園に春4回、夏11回出場、そのうち2回、ベスト8入りを果たしている強豪校です。

その倉商は、昨年夏の岡山大会で5年連続決勝進出。対戦相手はおかやま山陽でした。倉商は先制点を挙げたものの試合中盤で同点に追いつかれ、その後逆転負けで甲子園出場を逃しました。この決勝戦でマウンドを託されたのは当時2年生の2人でした。

そのうちの1人が、去年から引き続きエースナンバーを背負う、右の本格派・和田虎之介投手。去年の悔しさを高校最後の夏にぶつけます。

(倉敷商業 和田虎之介投手(3年生))
「2年間準優勝で終わっていて、しかも自分のせいで負けているので、何としてでも自分のピッチングで甲子園にいきたいという気持ちです」

そして、もう1人が今年背番号10を背負う左の増田勝利投手。去年の決勝では和田投手の後を受けて登板しました。和田投手とは自他ともに認めるライバル関係。これまで競い合って成長してきた2人です。目指すは、同じ甲子園です。

(倉敷商業 増田勝利投手(3年生))
「和田がまず投げて、ピンチになった時に流れを変えるっていう。自分は奪三振率が高いほうなので、三振を多くとって流れをこっちへ持ってくるようなピッチングをしたい」