魚の畑?「アクアポニックス」とは

アクアポニックスは、魚の養殖で出た排せつ物を、微生物の力で養分に変え、その水を使って栄養価の高い野菜を水耕栽培する方法です。農薬に頼らずに生産が可能で、次世代型の農業として、いま、注目を集めています。

ハウスの池では、ティラピアをおよそ80匹育てていて、この水を利用して、4種類の葉物野菜を栽培しています。服部製作所にちなんで「はっとりーふ」と名付け、直売所などで販売しています。

服部専務「当面の目標は、1~2年をかけて試験栽培をしてもっと事業を広くして、県内、さらには全国にしっかり供給できる体制を取っていきたい」

全国的にも珍しい「魚の畑」とも言えるアクアポニックスで、服部さんは、異業種への本格参入と、持続可能な農業の2つの実現を目指します。

さらに、魚は食べることができるそうで、一石何鳥にもなるこの取り組みの今後に注目です。