至近にいた人たちは証言した

 当時、安倍元総理の真後ろにいた自民党奈良市支部の青年局長・櫻井大輔さんは、あの瞬間について取材にこう話している。

 (安倍元総理の後ろにいた櫻井大輔さん)
 「破裂したような音が鳴って、前がピカッと光って煙が出たような状態だったので、最初何かが破裂したのかなと思って。何か破裂したなら飛んで来たら危ないと思って僕はかがんだんですけど。(Qそれが銃だとは気付かなかった?)思わなかったですね」

 当時、聴衆の中で演説を聞き、事件直後には救命措置を呼びかけた奈良県天理市の並河健市長も「銃声とは気付かなかった」と話す。

 (奈良県天理市 並河健市長)
 「立て続けにまた爆発音がありましたので、これは異変だということで駆け寄っていきましたら、安倍元総理が倒れていらっしゃった。そして容疑者が取り押さえられていて、そこに手製の散弾銃が転がっているのを見ましたので、それで安倍元総理が銃撃されたのだとわかりました」