武道を通したウクライナ支援です。
宮崎県宮崎市で剣道の防具の輸出などを手がける企業が、ウクライナの剣士を支援しようと、ウクライナカラーの手ぬぐいを販売しています。

(廣末圭治アナウンサー)
「ウクライナ国旗の青と黄色でデザインされた手ぬぐい。この売上の一部が、ウクライナの剣士の支援に役立てられるということです」

手ぬぐいを販売しているのは、宮崎市で剣道防具の製造や輸出を手がける、日本武道宮崎です。

この手ぬぐいは、フランスに住むロシア人剣士のエフゲニー・アンドレエフさんが、戦争に苦しむウクライナの剣士を支援しようと発案し、ウクライナ人デザイナーが制作したものです。

そのアンドレエフさんと以前から剣道を通して交流があった日本武道宮崎の多田竜三さんが、ウクライナ支援に賛同し、この手ぬぐいの日本での販売を始めました。

(日本武道宮崎 多田竜三さん)
「武道は、信頼関係をもとに人間形成の道であるということで、誰かが困ったりといったことがあれば、積極的に支援に回ったり協力させていただくというのは普通のことだと思っている」

今年5月には、剣道のヨーロッパ大会がドイツで開催され、国外に避難していたウクライナの選手たちが、この手ぬぐいの支援を受けて大会に参加できたということです。

この手ぬぐいは、1枚1100円で日本武道宮崎のホームページから購入でき、売上の一部がウクライナ剣士の支援に役立てられるということです。