室温が27℃でも湿度次第で警戒が必要

熱中症の危険度を表す「暑さ指数」があります。30℃以上は、ほとんどが警戒が必要になっています。
ただ、気温がさほど高くなくても、熱中症の警戒が必要です。例えば室温が27℃で湿度が75%の場合、暑さ指数では「警戒」のレベルになり、積極的に休憩することが必要です。
また、日光の影響を考慮すると、これ以上に用心するべきで、いかに湿度の影響が大きいかわかると思います。

熱中症に特に注意したい世代は、まず肥満体型の人(BMI26以上)。脂肪に熱がたまりやすく、標準体型の人より、熱中症リスクが3~4倍高い研究結果も出ています。
高齢者や子どもも、汗をかきにくい世代です。このため、周りの家族が、体調の異変に気づくことも大切です。
もし熱中症になってしまったら、太い血管が集中している、首・わきの下・足の付け根を冷やして安静にすることをお勧めします。