本州最北端の「ダム」へ 地域を洪水から守り続けて30周年のヒーロー

やってきたのは、むつ市にある「川内ダム」です。本州最北端のダムとして知られています。運用開始から今年で30周年!青森県によって管理されています。ダム湖は「かわうち湖」です。

青森県下北地域県民局 地域整備部
河川砂防施設課 小林弘汰 さん

「川内ダムは、コンクリートの重さで水の力を受け止める『重力式コンクリートダム』という形式のダムです。ダムの目的は2つあります。1つ目は『洪水調節』です。大雨が降ったときに、川内川から水が溢れないように、降った雨を一時的にダムに貯めて一気に川に流れないようにしています。2つ目は『流水の正常な機能の維持』です。雨が降らないときでも、川内川の水を切らさないようにダムに貯めた水を必要な分だけ流しています」

「川内ダム」の高さは55メートル。有効貯水量は1450万立方メートルです。一般家庭のお風呂で換算すると、7200万杯以上になります。

川内川はかつて、毎年のように洪水被害を繰り返し、沿川住民は多大な被害を受けてきました。そのため、抜本的な治水対策としてダム建設が計画され、1994年、今から30年前に「川内ダム」の運用が始まりました。

ここで、新井アナ、ダムの上にたくさんの絵が飾られているのを見つけました。

新井宇輝アナウンサー
「こちらにたくさん飾ってありますけど、どういったものなんでしょうか?」
青森県下北地域県民局 地域整備部
河川砂防施設課 小林弘汰 さん

「こちらは、川内ダムの観光資源化の一環として、レリーフによる装飾を施しています。ダム建設時に地域の方々に親しみのあるダムにしてもらいたいという思いから、将来を担う子どもたちにレリーフの原画を作成してもらうことを企画しました」

そして30周年記念の企画も。それが、「川内ダム」のダムカード!
30周年ということで、現在あるダムカードのバージョンアップを予定しています。表面の写真を紅葉時期ものに変更予定。通常バージョンのカードの他、デザインの異なる30周年アニバーサリーバージョンのカードも作成中なんだそうです。

ダムを楽しんだ後は、ダムカレー!!