■祖母も夢見た大舞台…遺志を継ぎ飛躍を誓う
選考会の会場には特別な思いで参加した生産者もいました。団体選抜で初めて大分県代表に選ばれた由布市和牛育種組合の一法師満さんです。
畜産農家・一法師満さん:
「素直にうれしい。育種組合としては初めてなので頑張りたい。これが今度、鹿児島で開催される全国大会に行く『つるみざくら号』です」

一法師さんは由布市庄内町でおよそ50頭の牛を飼育。代々、畜産農家で一法師さんは5代目です。
一法師満さん:
「予選会では体調を万全に持っていくよう心掛けた。今年祖母が亡くなったので絶対行くぞという気持ちで臨んだ」
2022年6月に88歳で他界した祖母・アツ子さん。アツ子さんも和牛オリンピックの予選会にはたびたび挑戦していました。祖母も夢見た大舞台。その遺志を継ぎ、鹿児島での飛躍を誓います。
一法師満さん:
「目標は1番をとれるよう頑張る。おおいた豊後牛のブランドを少しでも高めていけたら」
悲願の日本一連覇へ。2人はそれぞれの思いを胸に大舞台に臨みます。