壁いっぱいに“落書き”が書かれたお堂 「らくがき寺」は白壁に願い事を書く

 寺社での落書きはご法度…のはずが、逆に“推奨”する寺もあります。京都府八幡市の単伝庵。「らくがき寺」と呼ばれていて、住職がお経を上げるお堂の中には、壁いっぱいに“落書き”が書かれています。
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 (参拝者)「書けた!(Qなんて書きましたか?)『健康でいられますように』と」
 (参拝者)「(Qお寺への“落書き”しちゃいましたね?)しちゃいました。ちょっと、いたずらな感じはするんですけど、でも叶うといいなと思います(※『笑顔ですごせますように』と書く)」

 このお堂「大黒堂」は戦後、寄付を募って復興したことから、“落書き”と称して参拝者の願い事を書けるようになりました。

 (単伝庵 堀尾行覚住職)「落慶のときにせっかくこうして皆さんのお力で建ったお堂ですから、皆さんのいろんな願い事をね、この大黒さんにわかるように直接白壁に書いてくださいということで、皆さんの願い事を白壁に書くというのが始まったんですね」

 白壁は毎年12月に塗り替えられます。今年はまだ半年も経っていないのに、壁は願い事でいっぱいです。
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 (単伝庵 堀尾行覚住職)「ここは別にいたずらしに来るところじゃないんで、同じ“落書き”と称しても、中身はだいぶ違うのかなというふうには思いますね。やっぱりちょっと自制心というものを持つ訓練をするのは大事だと思いますね」