大気の状態が不安定になることで、突発的な雨をもたらす“ゲリラ雷雨”。雨だけでなく、雷にも注意が必要です。どのように対処するのが良いのでしょうか。

「天気急変」を示す3つの予兆 暑く湿度が高い日は積乱雲が発生しやすい

天気予報でよく見聞きする「大気の状態が不安定」とは、上空に「冷たい空気(寒気)」が流れ込み、かつ地上は「暖かい湿った空気」がある状態のことを指します。

暖かい空気は冷たい空気よりも軽いので上へ上がっていき、逆に冷たい空気は重いので地上に下がります。すると、この暖かい空気と冷たい空気がぶつかり、暖かい空気が冷やされて積乱雲が発生しやすくなります。これがゲリラ雷雨が発生するメカニズムです。

特に梅雨時のように暑く、湿度が高い日は上昇気流が発生しやすくなり、ゲリラ雷雨をもたらしやすい状況になります。

この状況によって天気がどのように急変するのか、その予兆を表すのは以下の3点です。

【天気 急変の予兆】
・真っ黒な雲が近づく
・雷の音が聞こえる
・急に冷たい風が吹く

こういった現象を感じたら、激しい雨や雷がやってくるサインなので注意が必要です。