「いつまでもおいしいコーヒーを」常連客がきっかけでバリアフリー化へ
続いてやってきたのは【コーヒーカラーズ荒川店】。自家焙煎コーヒー豆の専門店です。

小野寺紀帆アナウンサー
「コーヒーカラーズに来ました。身障者専用の駐車スペースもあるんですね。店舗までの距離も短いですし、段差があるんですがスロープがあるので、移動も簡単にすることができます。ドアは『引き戸』になっていて、スムーズに開きました。それではいってみましょう」



店内はコーヒーの試飲スペースとして、また、地域のコミュニティスペースとしても開放されています。自家焙煎のコーヒー豆は常時15種類。豆の選び方や豆の挽き方など、専門的な話を伺うことも可能です。

小野寺紀帆アナウンサー
「コーヒーのいい香りがします。車椅子1台分が通れるほど通路も広いので移動がしやすいです」

店内に段差はなく、動線もシンプル。机と車椅子の高さを考え、好きな席まで移動ができます。

トイレ内に手すりがありますが、車椅子によっては通れないことがあるので、注意が必要です。

ところで、なぜ今、バリアフリーの取り組みを始めたのでしょうか?
コーヒーカラーズ荒川店 吉澤一輝 さん
「お恥ずかしい話、特別バリアフリーにまだ力を入れられてないっていう現状はあるんですけども、普段から常連のお客様で、足の悪い方ですとか車椅子のお客様もいらっしゃっていたので、改めて内装とか考えてみようかなということで、今話し合ってるところですね。スロープをつけてみたことで、我々も物の搬入がしやすくなったりとか、トイレ周りの動線を考え直すきっかけになったりした」


常連のお客さんに、「いつまでもおいしいコーヒーを飲んでもらいたい」と始めたバリアフリー。吉澤さんがいれる一杯のコーヒーには、思いやりと優しさが詰まっています。

小野寺紀帆アナウンサー
「ほっと落ち着くようないい香りがします。いただきます。苦味と酸味のバランスがちょうどいいですね。鼻から抜ける香りがとってもいいです。後味は結構すっきりとしているので、飲みやすいコーヒーです」

今後も、点字メニューの作成や補助犬利用席の確保など、一歩ずつバリアフリーの取り組みを進めていきたいといいます。

小野寺紀帆アナウンサー
「実際に車椅子に乗って店舗に行ってみて、車椅子の目線に合う机は本当に便利だなと思いました。また、すべての方にとってやさしいバリアフリーな世の中になればいいなと改めて感じる機会となりました」
今回は、3つのポイントを調査しました。
①入口や店内に段差があるか
②店内の通路幅などの広さ
③バリアフリートイレの設置
青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「#わっちタグ」2024年6月20日(木)放送回より
~施設情報~
「桂木キッチン」
【住所】青森市桂木3丁目18−2
【営業時間】午前11時~午後7時
【定休日】火曜・水曜

「コーヒーカラーズ荒川店」
【住所】青森市荒川筒井40-1
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】火曜
