毎年のように各地で“記録的な大雨”による災害が発生しています。災害から命を守るために、適切なタイミングでの避難をお願いします。

「異様な音」「腐った臭い」は土砂災害の“前兆”?

大雨の際には、土砂災害や河川の氾濫といった様々な災害が発生する危険がありますが、避難するかどうか、どのように判断すれば良いのでしょうか。

防災アドバイザーの岡本裕紀子さんによると、土砂災害には「前兆」があるといいます。

・地鳴りなど、普段は聞かない異様な音
・土や木の葉が腐ったような臭い

このような前兆があった場合、躊躇なく避難してください。

「前兆」がなくても、▼1時間に20ミリ以上の雨、▼降り始めからの積算雨量が100ミリ以上の場合は避難の目安となります。

雨が降っていなくても河川氾濫のおそれあり

河川の氾濫については、川の大きさによって避難のタイミングが変わってくるといいます。

▼用水路などを含む小さい川
短時間でも一気に水位が上がるおそれがあるので、とにかく早めの避難を心がけてください。

▼大きな河川
下流で雨が降っていなくても、上流で雨が降り続いている場合は時間差で水位が上がってくるおそれがあります。そのため、自分が住んでるエリアだけではなく、川全体のことを把握する必要があるということです。