与那国町長「一戦交える覚悟」を呼びかけ…南西諸島で進む自衛隊の配備

沖縄戦が始まる直前。新聞「沖縄新報」の見出しには、南西諸島の文字。社説は、敵愾心をあおった。
そして今、南西諸島には、自衛隊の配備が急速に進む。

与那国町長
「全国民がいつでも日本国の平和を脅かす国家に対しては一戦を交える覚悟がいま問われているのではないでしょうか」

与那国島では、2022年、アメリカとの共同訓練に絡み戦闘車が公道を走った。石垣島や宮古島と同じように、ミサイル部隊の配備が計画され、新たな土地の取得、そして有事の際に自衛隊などが使用することを前提とした空港滑走路の延長や港湾の整備計画が進む。

2024年5月17日、アメリカのエマニュエル駐日大使も訪問し、日米同盟をアピール。そして、政府は6月、台湾有事を念頭に、先島諸島の住民を九州各県と山口県へ避難させる計画を九州地方知事会に提示した。
80年前を体験した人々は、80年後の風景に何を見るのだろうか。