赤ちゃんやペットがいて気になる人は…

ー屋内では、人には影響しないレベルとはいえ殺虫成分をまき散らしたり、忌避剤をつけたりすることに抵抗がある場合には?(赤ちゃんやペットがいる場合は特に)

(大野さん)
「いくら安全とは言っても電気蚊取りは化学物質だし、蚊取り線香は煙たいし…というご相談をいただくことはありますね。そういう時には、蚊帳(かや)を利用するのがいいかもしれません。蚊がやってきてしまうなら、蚊が入ってこない網戸に自分がこもってしまおう、というものです。あらかじめ蚊が入ってこないようにしておき、赤ちゃんやペットが休んでいる上にかけてあげたり、中に入れてあげたりすると安心ですね。風も通りますし、殺虫成分を使っていないので安心です」

「殺虫成分が空気中に出て来なければ、ということなら、弊社では『タフガードネット』という網を様々な場面で使用しています。見た目は青っぽくて目立ってしまいますが、通常の網戸と同じように蚊は通過することはできません」

殺虫成分を含む素材

(大野さん)
「この網戸の特徴は、殺虫成分を配合していますが、殺虫成分は空気中には出てこず、これに止まった虫にだけ効果があるところです。殺虫成分の有効期間はあるものの、こういうネットを使用して網戸を作ったり、蚊帳を作ったりすることでより蚊を防いでやることができます」

「こういう製品は海外ではマラリアという蚊による伝染病対策としても使用されて効果が出ているものですね。この商品以外にも、最近は日本でも殺虫成分含有の網戸も増えてきています」