カメラの前に姿を現したイノシシの様子を見ると、人里での出没が増えている理由が見えてきました。

【記者】
「私がいる位置から10メートルほど先にイノシシがいるのですが、人に慣れているのか全く動じず、畑を荒らして野菜を食べ続けています」
イノシシがいるのは民家の横にある畑。
一度、取材班と目が合いますが…そのまま畑を荒らし続けます。

【西蒲区役所 区民生活課 小川崇宏さん】
「そこで生まれ育ったイノシシがいっぱいいると思うんですね。人慣れしてきていて、子どもだと警戒心が薄くて、人が住んでいるところにも出てきやすくなっているのかなと」
西蒲区によりますとイノシシの性格は警戒心が強く、人間を避けて行動しますが、慣れやすいため、一度安全だと判断すると、物怖じせずに行動するようになるそうです。
西蒲区では人身被害は出ていませんが家庭菜園の被害は多いといいます。