塚田さんは小学校3年生の時、震災と原発事故を経験しました。原発事故後は家族で二本松市を離れ、母の実家がある神戸市に避難しました。慣れない環境の中、移り住んだ直後は家族と衝突することもあったといいます。
塚田さん「小学4年生の最初に引っ越した1年間は毎晩ケンカしていたと思う。慣れない環境への戸惑いが出ていたと思う。母を困らせてしまった……」

故郷を離れた塚田さんは福島の農業の力になりたいと強く思い始め、三重にある全寮制の農業高校に入学しました。
塚田さん「震災後、福島の農産物が風評被害を受けてその力になりたいなと思った」