「ゆでたての旨さ」の秘密は全長50mの乾燥レーン

茨城県にある『ヤマダイ』工場で作られている『凄麺』を調査!

まず案内されたのは、「凄麺を作る上での出発地点」というミキサー室。

上部にある巨大タンクから、これまた巨大な攪拌機に、小麦粉や、液体系、粉体が投入されています。

特別に撹拌機の中を見せてもらえることになり、「わくわく。わくわく」とはしゃぐ木下さんとTHE TIME,マーケティング部・重松文部員。
中華麺用の黄色っぽい粉が混ぜられている様子に「おおー!」と感激の声も。

小麦粉も徹底的にこだわり、小麦の風味が最大限引き出された麺を練り上げていました。

そして、木下さん注目の茹で麺機へ!
マシンの中では、湯がブクブクと沸き、麺が踊るように茹でられています。

『ヤマダイ』開発室リーダー 松澤伸明さん:
「町のラーメン屋さんもお店でしっかりと麺を茹でる。それを、工場レベルで再現してるというのが凄麺の製法」

コシのある最高の状態で取り出して湯切り。この段階で、つけ麺や、冷やし中華のような麺質になっているといいます。

続いての行程は「乾燥」。
一般的なノンフライ麺は、水分の少ない蒸し麺を熱風で乾燥させます。しかし茹で麺の場合、そうはいきません。

『ヤマダイ』松澤さん:
「茹で麺は水分をたくさん麺が含むので、乾燥させるのがノウハウになってきます」

他社には真似できない、水分の多いプリプリのゆで麺を乾燥させる“独自技術”。その秘密が潜む乾燥室へ…。

しかし残念!「企業秘密」とのことで、内部撮影はNGでした。
ただ、廊下の両側に長く続く乾燥室には、全長50mもの乾燥レーンがあるとのことで…

『月刊食品工場長』木下さん:
「もっと短い距離で一気に乾燥させてしまうと麺へのダメージがある?」

『ヤマダイ』松澤さん:
「その通りで、あまり早く乾燥させてしまうとダメージが起こってしまう。たかが乾燥なんですけど、されど乾燥」

10年以上かけてたどり着いた独自製法。これが「ゆでたての旨さ」を生み出していました。