ネットでの本人確認でマイナカードが必須に しかし保有率は…

井上貴博キャスター:
携帯電話を契約する際、本人確認書類のICチップの読み取りが義務化されました。

【対面での本人確認】
ICチップがあるものであればマイナンバーカード以外の運転免許証、在留カードなども利用可能
【非対面での本人確認】
マイナンバーカードのICチップを使った方法に原則一本化

“十分な準備期間を確保した上で実施する”とのことです。

そもそもマイナンバーカードの保有率はどのくらいなのか。マイナンバーカードを持っている人は73.8%。裏を返すと“約4人に1人はまだ持っていない”という現状があります。

さらに現在の紙の健康保険証は12月2日に廃止されます。廃止後は原則マイナンバーカードと一本化したマイナ保険証を利用する事になりますが、マイナ保険証の5月の利用率は7.7%ほどです。

ホラン千秋キャスター:
医療機関に行っても「マイナ保険証を提示してください」という機会が必ずしもあるわけではない。そうなると「紙の保険証があった方が便利」という声もあります。また、マイナンバーカードを持っていない人たちにどう対応していくのか、ということも重要ですよね。

井上キャスター:
やはり「義務化されていないのに、事実上義務化」のように外堀を埋めるようなやり方がマイナンバーカードへの嫌悪感を高めているところも感じます。義務化するのか、メリットをより高めていくのか。その両方しかないのかなという気がしてきます。

マイナ保険証の申し込みについては、このような調査結果があります。

【利用申し込みのきっかけ】
マイナポイントがもらえるから:84.0%

【利用申し込みをしない理由】
健康保険証としての利用にメリット・必要性を感じない:32.2%
特に理由はない:24.7%

申し込みをしない理由すら特にない、という方も一定程度いるという現状が今あります。