安倍派“金庫番”が新証言「会長のゴーサインが出てから還付作業」
こうしたなか18日、安倍派の“金庫番”を務めた松本淳一郎被告(76)の裁判が行われました。

派閥のパーティー券収入など、合わせて約13億5000万円の収支を記載しなかった罪に問われた松本被告。この日行われた被告人質問では、会計責任者となった2019年、「会長のゴーサインが出てから還付作業を進めた」と述べました。当時の会長は細田博之氏でした。
この事件を巡っては2022年4月、キックバックが一旦廃止となったものの、直後に復活したことが明らかになっています。この経緯について問われた松本被告は…

松本淳一郎 被告(76)
「ある幹部から『ある議員がキックバックしてほしいと言っている』と話があった」
“復活”を働きかけた人物について「ある幹部」とだけ述べ、名前は明らかにしませんでした。
事件の解明が進まないなか、改正案は19日、参議院本会議で採決され、与党の賛成多数で可決・成立する見通しです。