女性記者の体験入隊最後の難関「警備訓練」
最後に待ち受けていたのが、「警備訓練」です。

6キロほどの装備をつけたまま腕立て伏せなどの筋力トレーニングをしたうえで、自身の身を守るためのおよそ8キロの盾を扱います。

さらに、装備と盾を身に着けたまま、全員でランニングをして約7時間の訓練は終了。
記者にとっては過酷な体験入隊となりました。
奥田千里記者「きつかった…。これを毎日やられているのはすごいなと思いますね。日々の訓練とかのおかげで、私たちの安心・安全を守ってくださっているんだなと改めて実感しました」
福岡県警の機動隊訓練や装備に男女差無し

機動隊には、水中での救助にあたる「スクーバ小隊」や、細菌や化学物質を用いたテロに対応する部隊もあり所属する隊員は専門的な訓練も重ねています。
今回、記者が体験した訓練は、普段、機動隊員が行っている訓練のほんの一部です。
非常に過酷な訓練ですが、男性と女性で訓練や装備に差はないといいます。

福岡県警第1機動隊・中村典子副隊長「(記者の体験は日頃の訓練の)1割か2割。2割程度くらいだったと思う。基本的に体力とか体格も違いますので、そういったところで、重い盾を持っていただいたんですけど、あれも同じようなものを使いますんでね、その部分で苦労はしていて、ひとりひとり努力はしているところであります。」
いつ起こるか分からない災害やテロ。
どんな時でも迅速に対応できるよう、第1機動隊は日々厳しい訓練に取り組み備えています。
福岡県警第1機動隊・中村典子副隊長「厳しい訓練なんですけども、現場の状況は非常に厳しい場合が多いので、そこに耐えうる、体力面もそうなんですけど、精神力も付けていただいて、災害現場でしたら1人でも多くの県民の皆さん、国民の皆さんを救助できるそして守っていけるような強い最強の警察官に育っていただければと思っています」