新潟地震から16日で60年です。石油コンビナートで発生した大規模火災の教訓を生かし消防と事業者などが共同で訓練を行いました。

「震度6の地震発生 所員は事務所内に集合せよ」

新潟市 北区にある石油製品の管理・貯蔵などを行う東西オイルターミナルで行われた火災対応訓練。

地震でガソリンタンクから火が出た想定で、消防と石油会社で作る防災組織などから合わせて32人が参加。高所放水車や化学消防車など車両6台が出動して、石油火災用の消火剤に見立てた水を放水しました。

60年前の新潟地震では地震の影響で石油タンクが燃え続け消火に2週間かかりました。

その教訓を生かそうと、この共同訓練は1977年から毎年行っています。
【新潟市北消防 田村由徳 署長】「職員(新潟地震)経験のない職員がほぼほぼになっております。そういった中で職員間でも、その情報を共有してという中で訓練を行っていくことが重要だと考えております」

教訓を風化させまいとする関係者の努力が60年経った今も続いています。