「料理代行を依頼してくるのは、100%『お母さん』。普段台所に立つのもほぼ100%『お母さん』というご家庭ばかりなんです」
「私がやらなきゃ」 産後うつのような状態に…
稲田さんの料理代行サービスを利用する松江市の野津さんは、生後6か月の娘をはじめ3人の子を持つ母親。

夫は仕事が忙しく家にいないことが多いため、野津さんは一人で赤ちゃんの世話をしながら、合間に自営業の仕事や家事を行っているといいます。
そんな中で、一時は「産後うつ」のような状態になった時期もありました。
料理代行サービスを利用 野津さん
「料理にしても、家事も育児も全部やるのが私しかいない状態、私がやらなきゃって思っていました。
料理代行を頼むのは最初すごく後ろめたかったんです。『産後ずっと家にいるのに人に頼んでるの?』って思われるんじゃないかって…。
でも、実際に頼んでみたら本当に心の余裕が前と全然違った。家庭がうまく回るなら、料理するのも母親じゃなくてもいいんじゃないかなと思うようになりました」