「これで完成です。きょうは15品ですね」

稲田さんが行っているのは、利用客の家に行って作り置き料理を作る「料理代行」サービスです。

料理代行「ゆきどころ」 稲田幸恵さん
「10年間保育園の栄養士として働いてきた中で、働くお母さんを間近で見て『助けてほしい』っていう声を沢山聞いてきたんです。
掃除や洗濯って最悪1日2日しなくても命には関わらないけど、食べることは1日3回やってくる。
もう1歩踏み込んで手を差し伸べたいけど、保育園でできる保護者支援には限度があると感じたのが、“料理代行”を始めるきっかけでした」

長年勤めていた保育園を退職した稲田さんは、今年4月から料理代行サービスをスタート。
オーダーがあると利用客の家に出向き、その家にある食材・調理器具を使い、作り置き料理を作っています。

サービスを提供するなかで、稲田さんはある疑問を感じていました。