■手の震え…容態悪化も“お盆休み”で病院見つからず

こちらは、訪問診療を行っている、ひなた在宅クリニック山王の田代和馬院長。今年もお盆休みは全くない状況です。
田代院長
「息苦しさはそんなにないですか?」
患者
「極端に息苦しいわけじゃないんですけど」

田代院長
「ちょっとこれはあまりよくない。数字的にね」
この日、診察したのは、都内に住む60代の男性。

8月6日に陽性となり、その後、息苦しくなるなど容態が悪化。手の震えも出始めていました。
田代院長
「今の状態は重症化が高いので、心配だったら救急車を呼ぶのも手だけど」

患者
「朝様子がおかしかったので、救急車呼んだんだけど、どこも受け入れてくれなかった」
受け入れてもらえる病院が見つからない上、お盆ならではの事情も・・・
田代院長
「あんまり医者来るなみたいな」
患者
「休みだから」

田代院長
「主治医が夏休みで閉まってるんだ、いま」
患者
「うん、だからなんかあったら電話してくださいとは言われてるけどね」
かかりつけの病院が“お盆休み”のため、連絡が取りづらかった、といいます。
田代院長
「ちょっとすごくしんどそうだから、ちょっと待ってて。酸素もうすぐ来るからね。ちょっと安心しました?」

患者
「本当にありがとうございます」
男性には、酸素と薬を投与。その後、入院先が見つかったということです。
こうした現状に、田代医師は・・・

田代院長
「祝日とかお盆休みというところでなかなか医療にまたかかりにくい方がちらほら出ている。僕は今週末っていうのはなかり厳しくなるんじゃないか。
対応出来る地域の医療機関が減っている状況で、患者さんの数はまだまだ多い。全体像が見えない中で重症患者を診ないといけないので、かなり厳しいものがある」
12日、東京で確認された新規感染者数は2万401人。感染の高止まりが続いています。














