新潟県阿賀町に少し変わった『ご当地かるた』があります。
読み札に書かれているのは…

「近づくと カブれてしまうよ ヤマウルシ」

実はこの『かるた』、町で採れる山菜などを知ってもらおうと作られたのです。
そのきっかけは小学生の一言でした。

阿賀町の山で採れる山菜や木の実を取り揃え、取りやすさのほか、毒性をどくろマークで示すなど、山のめぐみをわかりやすく学ぶことができるかるた、その名も『阿賀るた 春と秋の恵み編』。
企画したのは阿賀町まちづくり観光課の佐藤高博さん(48)です。

佐藤高博さん
「阿賀町は自然が豊かな土地。大人から子どもまで楽しんで遊べるツールとして『かるた』という形をとりました」

作ったきっかけは佐藤さんが総合学習の授業で訪れた小学校での出来事でした。
「小学生の子どもたちから『阿賀町には何もない』と言われて…」