子連れ再婚の決め手は“1本のカーネーション”
亜美さんと雅也さんが出会ったのは、13年前。ともに離婚を経験しての子連れ再婚でした。雅也さんには長男・隆生さんと長女・那波さん。

亜美さんには次男・月唯さんと三男・星成さん。

当時、子どもたちは小学生で、似た境遇同士たまに会って話すようになったといいます。
夫・雅也さん:
「初めて子どもら連れて遊びにいった時でも、すぐ波長が合って4人がキャッキャッキャッキャ」
4人の子どもたちはすぐに打ち解け、兄弟のように一緒に遊ぶように。亜美さんの両親も、雅也さんの子を、自分の孫のようにかわいがってくれたといいます。

それでも、雅也さんは「(離婚で)子どもたちには罪悪感しかなかった。無責任なことを絶対にしちゃいけんという、覚悟での再婚だった」と当時を振り返ります。
そして、再婚を決意するきっかけは、子どもたちのある一言だったといいます。
亜美さん:
「『ねえねえねえ、ここでいつになったら一緒に暮らせるの?』みたいな感じで言ってくれて、自分たちも嬉しかったし、そう思ってもらえた。子どもら次第というか、私たちだけの問題じゃないから。あとはやっぱり隆生・・ですかね」
雅也さんの連れ子、隆生さんの様子を見て、大きく心が動いたと話します。

夫・雅也さん:
「母の日とか、小銭を握りしめて『母の日じゃけえカーネーション買いにいきたい』って1本のカーネーションを隆生が買って、『これ亜美に渡したい』って」
当時を思い出し、涙をこらえる亜美さん・・。

亜美さん:
「さみしさというか。お父さんお母さんがいる家族を、隆生が一番望んどったんじゃないかな・・」
再婚後に5番目子ども、華連さんが誕生。しかし、新たな試練が夫婦を襲いました。