検測データを使って“線路のゆがみ”を修正

検測されたデータはどのように活用されているのでしょうか?
終電が走り去った午前1時すぎ。案内されたのはトンネル内の新幹線の線路。この先でドクターイエローが検測した線路のゆがみを直す作業が行われているといいます。

歩くこと10分、見慣れない大きな乗り物が姿を現しました。

(JR西日本・新幹線鉄道事業本部 下野勇希さん)
「レールを持ち上げて砂利を突き固めるという作業をしています」

線路のゆがみをどう直しているのかというと、大きな音をたてながら、ドリルのようなものを線路に差し込んでいきます。

(JR西日本・新幹線鉄道事業本部 下野勇希さん)
「クランプと呼ばれる丸い部分でレールを持ち上げて、枕木の下に隙間を作って、その隙間に砂利を詰め込んでいくという作業をしています」

新幹線が何度も線路を通ることで、砂利がばらけてレールの間に隙間ができ、下に沈み込んでしまいます。

そこで、砂利を寄せ集め隙間を詰めることで、線路をミリ単位で修正していくというのです。